よくあるご質問

よくあるご質問

当クリニックについて

Q.対象となる方は?
A.主に病院への通院が困難な方や退院後、ご自宅で療養を継続される方です。
Q.訪問の予定は?
A.事前に曜日をお約束させていただいております。容態安定時でも2週間に1度、定期訪問をおこなっております。ただし、緊急の患者様を優先するため、訪問時間のお約束はできません。
Q.お薬の処方は?
A.診療時に処方せんをお渡ししますので、お薬の受け渡しはかかかりつけの調剤薬局となります。薬局によってはご自宅へお届けすることも可能です。
Q.医療費の負担は?
A.保険医療機関ですので、各保険が適応されます。また、別途交通費、居宅療養管理指導費が加算されます。詳細は担当者がご説明に伺いますので、お気軽にお問い合わせください。
Q.診療費のお支払い方法は?
A.診療ごとのお支払いではなく、ひと月分をまとめてのご請求となります。お支払いは、ご希望の口座より自動引き落としとさせていただきます。

在宅医療について

Q.『在宅医療』とはどういったものでしょうか?
A.『在宅医療』とは、患者様のご自宅での療養生活をサポートするための、医療・介護機関などによる連携にもとづく各サービスの提供といえます。各サービスの内訳としては、医師がご自宅に訪問し診療する『訪問診療』、看護師による『訪問看護』、理学療法士・作業療法士による『訪問リハビリテーション』、薬剤師による『訪問薬剤管理指導』、栄養士による『訪問栄養指導』、歯科医師・歯科衛生士による『訪問歯科診療』など、多岐にわたります。
ホームオン・クリニックつくばでは、自宅療養の方々へ『訪問診療』を実施しています。また、介護保険等による居宅介護サービス等と連携し、療養生活の維持・向上にお役立ていただいています。なお、在宅医療にあたっては、各種健康保険・介護保険が適用されます。
Q. 『訪問診療』と『往診』はどう違うのですか?
A.『訪問診療』とは、医療機関による診療計画を前提とした、診療計画にのっとった定期的な医師の訪問による診療のことです。医師が自宅に診察にうかがう、といったイメージでよく使われる言葉として『往診』がありますが、急変による患者様からの依頼にもとづく『往診』と、診療計画にもとづく『訪問診療』とは、下図のように性質が異なるものです。

『往診』と『訪問診療』との比較

往診 訪問診療
訪問の頻度 突発的 定期的
治療 対症的治療 予防医学的治療
計画性 なし 計画的
主体 医師個人 チーム医療
高度医療 不可 可能
期間 短期 長期継続的
訪問看護 なし あり
介護補助 なし あり
Q.どんな方が『訪問診療』を受診できるのでしょうか?
A. ホームオン・クリニックつくばでは、
  • 病院からの退院後、ご自宅で療養を継続される方、
  • 病院への通院が困難となってしまった方、
  • 自宅療養を希望されるターミナル・難病・重度障害の方
への訪問診療を実施しております。詳細につきましては、ぜひ、当クリニックまでお気軽にご相談ください。
Q.医療費などの負担は?
A.ホームオン・クリニックつくばは保険医療機関ですので、各保険の自己負担率にもとづき、ご負担願います。また、保険以外の実費といたしまして、1訪問診療につき300円の交通費を承ります。なお、詳細につきましては、お気軽にお問い合わせください。
Q.病院を退院し、自宅に戻ることになりました。退院時に、『在宅医療を』と薦められましたが不安はないでしょうか?
A.ご自宅で『安心』した生活を過ごしていただくための医療こそ、『在宅医療』です。
病院での「入院医療」が終了した時点から始まる『在宅医療』とは、在宅での主治医をはじめとして、医療・介護計画にもとづいて、各機関により、計画的・定期的に実施されます。さらに、地域医療連携によるバックアップ病院とともに、ご自宅での療養生活を全面的に引き受けて展開する、実質的な高度包括医療体制です。これらは、多くの在宅医療スタッフが関わる『チーム医療』となり、患者様、介護されるご家族においても、ご自宅での生活をサポートする枠組みとなっております。当然、通院が困難となり、『在宅医療』を希望される場合でも、まったく同様です。
Q.今までの病院や他クリニックへの「外来診療」から『在宅医療』に変わる場合、病院との関係はどうなりますか?
A.患者様の病状、経過、服薬については、通院もしくは入院していた病院の主治医から、患者様の承諾を前提に、書面にてホームオン・クリニックつくばへ開示されます。当クリニックは計画的な診療を実施するとともに、必要に応じて病院と連絡をとり、在宅医療を継続される中で必要となる検査、一時的入院の場合、患者様の情報を病院へ提供するという、相互協力的な体制を構築し、ご自宅での療養生活の向上(QOL)をはかっていきます。また、通院を継続し、専門医療を受けながら在宅時の主治医としてご利用されることも可能です。
Q.どんな医療サービスが可能でしょうか?
A.定期的な診察はもちろん、血液検査、心電図測定までおこないます。また、気管カニューレ・膀胱カテーテル等の交換もご自宅にいながらにして可能です。糖尿病などの慢性疾患に関しての定期的な処方や、急な発熱、下痢、便秘など日常の中で発生する症状への対応、点滴、褥瘡(じゅくそう)などの処置をはじめとして、成分栄養経管栄養法、人工呼吸器、歯科診療や中心静脈栄養などの高度な医療が受けられるものとなっています。また『在宅医療』であつかう疾患の範囲も広く、慢性疾患を長く管理することも可能です。
Q.定期的な訪問診療以外での急な発熱等にも対応していただけますか?
A.私どもがうかがう各患者様に関しては365日、24時間、電話連絡がとれるようにしております。突然の発熱、容態の変化に関しましても、電話連絡いただければ、適宜、対応をとれる体制としておりますので、ご安心ください。
Q.癌の末期といった状態の場合、自宅で過ごせるものでしょうか?
A.大部分の患者様は、ご自宅で過ごせます。在宅医療でおこなわれる医療処置は限られておりますが、事前に対策、方針を決めておけば、ご自宅で介護者の方やご本人でも十分おこなえる内容も数多くあります。また、痛みや、その他の症状コントロールをおこないつつ、可能な限り普段通りの生活を送っていただく、ということも可能です。ただし、あまり痛みが激烈な場合、一時入院等必要となる場合もありますが、入院しなくてはできない対応を、必要最小限の期間でおこない、なるべくご自宅で有意義な時間を過ごしていただく、といった選択も可能です。
Q.自宅で最後まで看取りたいと思うのですが可能でしょうか?
A.ご家族の方など患者様を介護する方がいて、患者様本人あるいは介護者の方々が在宅療養の意義を理解し、協力していただければ、在宅医療の枠組みの中でも、ご自宅での看取りは可能です。 訪問看護師や医師など医療側と、ご本人、ご家族との密接なコミュニケーションをはかり、ご意見を反映しながら、診療方針の策定をおこないます。また、診療方針も、時事折々、適宜見直しつつ、対策・対応を早めにとることで、患者様、介護されるご家族の不安を解決しながら、在宅療養を進めてまいります。 また、最期の場面が訪れた場合も、親しい方で十分お別れをしていただき、私どもが責任をもって診断書等をしたためますので、ご不要なわずらわしさはございません。また、ご家族や介護者の方が限界を感じた場合に、当院のグループ施設であるグランヒルズ阿見にて、一時期、または最後までお過ごしいただくことも可能です。

在宅医療の代表的な
事例のご紹介

ケース1. 核家族化の中で在宅医療は可能ですか?

Aさん夫妻は、子供がおらずふたり暮らし。ご主人は88歳で、3年前に脳梗塞を起こしてから自分で立ったり歩いたりすることができません。最近は加齢や持病の悪化で少しずつ寝たきりの状態になっています。奥様は施設も考えましたが、できるだけ一緒に暮らしていければと思い、ケアマネージャーに相談。
Aさんの場合は介護保険制度によってヘルパーさんの派遣、入浴サービス、訪問看護、訪問診療を受けることができ、自宅介護も継続可能とのこと。そのため、自宅で療養を続けることにしました。
いまは夫婦で安心して療養を続けています。小さな変化があってもヘルパーさんや看護師さんと連絡を取り合って、入院になる前に対処ができています。「自分たちに関わってくれるスタッフがまるで家族のよう」と、心から安らぎを感じて生活しています。

※このようなケースでは近年、同級生や友人、そのほか近所の方が寄り添うことによって在宅療養を継続する例も増えております。

ケース2. 95歳の母を介護していますが、自分も70歳で健康に不安があります

Bさんの母親は少しずつ体が弱り、現在寝たきりの状態です。いまは本人が引き取って療養を続けていますが、Bさんも70歳。血圧の薬を飲んでいますし、股関節に痛みのある状態で健康に不安があります。このままでは、自分が先に倒れてしまいそうです。
そこで、訪問診療をしていただいている先生に相談してみると「ショートステイをうまく利用されてはいかがでしょうか。1カ月のうちの半分を泊まりにいったり、月単位で泊まったりすることも可能です。365日、24時間介護が続くのは、気づかないうちに体へ大きな負担をかけていますよ」とアドバイスを受けました。さらに「Bさんはご自身の健康も考えなくてはなりませんね。例えば農村部では、田植えや、稲刈りの忙しい時期に施設へあずけることもありますし、中にはショートステイを利用して、旅行を計画する方もいます。自分ひとりが犠牲にならないように、制度を効果的に利用しましょう!」と指摘され、胸のつかえがとれたそうです。
現在は1カ月の半分を施設にあずけ、残りはご自身の体調管理や、体のケアに勤しんでいます。

※条件が合えば、当院のグループ施設であるグランヒルズ阿見にて一時的に、または継続的に入所療養を継続することも可能です。

お問い合わせ

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