アーカイブ 2011年 12月



森田芳光 死去

2011年 12月 29日

「家族ゲーム」「失楽園」などで知られる映画監督の森田芳光(もりた・よしみつ)さんが20日午後10時15分、急性肝不全のため東京都内の病院で死去した。61歳。東京都出身。葬儀・告別式は24日午前11時から東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で。喪主は妻和子(かずこ)さん。

1983 家族ゲームは、空虚な建前だけの家庭に入り込んだ

松田優作演じる風変わりな家庭教師が最後に、ゴジラの如く

破壊して出て行く、話題作であった。

この横一列に並び、決してお互い視線を合わせず進む食事風景が話題になった。



今、電車の中やファミレスに入ると、この風景を思い出す。

電車に乗った家族四人は、子は携帯ゲームに

親は携帯電話に目を向け、お互い干渉せず、

目的地に到着すると、すっと消えて行く。

ファミレスで食事をしながら、お互いに会話は無い。

だったら、一緒に行動しなければいいのに。

訪問医として、こんな空虚な家庭に入りこむこともある。

全てを他人任せにし、自分は家族としての役割を演じることもない。

「看取りの医者2」があるならば、家族の再生でなく、破壊も描かなければならぬかも。


土浦 軍都

2011年 12月 28日

昨日、facebookで市内の老舗料亭 霞月楼で見つけられた

吉田茂 直筆の手紙が話題になっていました。

土浦は海軍航空隊の中心となる予科練が置かれていたこともあり、

戦前より、軍都として発展しました。

霞月楼は、霞ヶ浦海軍航空隊副長として

山本五十六も愛した店として知られております。

そして、開戦前に、霞月楼に送った手紙も保存されています。

他にも飛行船 ツェッペリン伯爵号が土浦に寄港した際も、

宴席の場としてしようされていますし、リンドバーグも立ち寄った場なのです。



これが、当時の模様

下が、おそらく、噂に聞く

ツェッペリン伯爵号収容に際して

作られた欧州倉庫と

呼ばれる物ではないでしょうか?

今も、名残としては海軍病院であった霞ヶ浦医療センター。

土浦一高の応援歌が今も、通称 予科練の歌 「若鷹の歌」を採用しております。


高野史緒 『看取りの医者 バイク母さんの往診日記』

2011年 12月 27日

高野史緒(たかの・ふみお)さん。

SF作家というよりもファンタスチカという分類に入るようだ。

こちらの書評というか、日記がおおしろい。

http://takanodiary.cocolog-nifty.com/blog/2011/12/tbs-0c56.html?cid=67963252#comment-67963252

さっき母親が電話してきて、うちの親戚の医者が書いたドキュメンタリーをドラマ化したのを今日放送するから見てね~と言ってきた。しかも主演が大竹しのぶで~、って、その親戚、男じゃん、何を言っているのやら、いよいよお花畑の世界に行っちゃったかと思って慌てて新聞を確認したら、本当だった……。なんで放送の数時間前になってから言うかなあsweat02

原作は平野国美(ひらの・くによし)『看取りの医者』(小学館)、番組はTBS月曜ゴールデン『看取りの医者 バイク母さんの往診日記』。平野はつくばで在宅ターミナルケアに特化した診療所ホームオン・クリニックを運営していて、白衣も着ず、立派な病院もなく、出世とかステイタスとかとはまったく関係ないところで活動しているアウトサイダーな開業医。高校の頃は電車で土浦に来て、うちの敷地に置いた自転車に乗って高校に通ってたなあ。医学部に行って筑波大付属病院に勤務したりしてて、偉くなっちゃったなあと思っていたけど、やっぱりうちの系統は偉くなるよりアウトサイダーであるらしく、いつの間にかこういう道に。

二年前にターミナルケアの体験談を小学館から上梓。美文とはほど遠く、泣ける系の定石もへったくれもない書き方ながら(あああああこういうのも私と同じ血筋だわ……)、その内容が評価されてじわじわと評判になっていった。もともと自慢げなところはカケラもない人なので、こんなメジャーなところでドラマ化されるなんて聞いたことなかった……って、コレ誉めて言ってるわけじゃないっていうか明らかにイヤミですね、ゴメン。でももうちょっと早く言えよ~gawk

平野家はうちの父方にも母方にもつながる家系で、一族郎党、見た目とか性質がなんとなくこの平野家に近い感じ。連絡関係がイマイチとか、ちょっとアウトサイダーとか、ステイタス感覚が鈍感とか、平野はアマゾンの書評欄では「ドクター・キリコ寄り」とか言われてるけど、そういうところも含めて、うちの家系はわりとみんなこんな感じだ。本を出しているのはこの平野国美と私、高野史緒だけだけど、どっちもなんか……う~ん、微妙なところだsweat02

ドラマでは、主人公は(見栄えのする)女医さんになっており、家族云々のストーリー部分は完全にフィクション。書籍の内容がどのくらい生かされているのか、未来少年コナンにおける『残された人々』みたいのものなのかは見てみないと分かんないけど、何にしても、原著の心髄だけは失わないでほしい。

高野史緒(たかの・ふみお)

これは、ペンネームで、本名は○○、ここに書いてあるように、私の遠縁?近縁?

子供の頃から、親戚とは聞いていたが、その系統ははっきりと親から説明を受けた記憶は無く、

高校時代、私は、確かに、この家の敷地に停めた自転車で土浦駅から高校まで通学していました。

今、思い出しましたが、高校入学にあたり、保証人にもなっていただいたご家庭です。

そこにいた二人の女子高生のどちらかです。つまり、姉か妹です。

作家になったと聞き、著作も手に取りましたが、私には読解不能でした。

でも、なんか気持ちがいいですね。

「ちょっとアウトサイダーとか、ステイタス感覚が鈍感とか」表現されると、そうなのって頷いてしまうのです。

うーーん、おもしろいやつだなあ。

確かに、自分に似ている。

高野女史 とは

小説を書く人。音楽・歴史改変ファンタスチカ系。1995年、日本ファンタジーノベル大賞経由で、『ムジカ・マキーナ』にてデビュー。

公式サイト「高野史緒の架空の王国」

http://homepage3.nifty.com/takanosite/index.htm

1966年9月14日、茨城県土浦市生まれ。
1994年、お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程修了(フランス革命史)。
1995年、前年の第六回日本ファンタジーノベル大賞候補作となった『ムジカ・マキーナ』でデビュー。
2004年、日本SF作家クラブ加盟。
2005年11月、テラ・ファンタスチカ社の招きにより、ペテルブルクで開催された第12回ロシア幻想文学作家会議「ストラーニク」に日本人作家として初めてゲスト参加。

2011年、イタリアのCS_libri社の小説誌『ALIA 6』に、「空忘の鉢」(異形コレクション『アジアン怪綺』(2003年)初出)のイタリア語訳が掲載。

2011年現在、ペテルブルクのテラ・ファンタスチカ社と『赤い星』のロシア語版を準備中。

・「ムジカ・マキーナ」  (1995年、新潮社。文庫版: 2002年、ハヤカワ書房)
・「カント・アンジェリコ」  (1996年、講談社)
・「ヴァスラフ」  (1998年、中央公論社)
・「アイオーン」  (2002年、早川書房 ハヤカワSFシリーズJコレクション)
・「赤い星」 (2008年8月25日 早川書房 ハヤカワSFシリーズJコレクション)
・「時間はだれも待ってくれない ―21世紀東欧SFファンタスチカ傑作集」 (2011年9月29日刊予定)


高野史緒さんの最新作

時間はだれも待ってくれない ―21世紀東欧SFファンタスチカ傑作集」