アーカイブ 2006年 10月



小児科医の不足

2006年 10月 25日

イギリスではジェネラル・メデイカル・カウンシルといった組織が存在し、医師の養成、研修、配置を統括しているようだ。

ネットで探して見たが、詳細は書かれていなかったので、これ以上のことは書けないのだが。

小児科医の不足に関して、昔、こんな話を聞いたことがある。

当時、私は、まだ、学生である病院で小児科の実習をしていた。

指導していただいた先生は、小児循環器の専門の先生であった。

昼食後の休み時間に、聞いた話である。

架空の話ではないと思う。

ある政党の幹部を通して、ある国で、一年ほど働いて欲しいとリクエストがあったそうだ。

具体的な条件も提示されたそうで、かなり金銭的に破格の条件だったそうだ。

どんな仕事をするのかと聞けば、その国のある幹部の子供が、心室中隔欠損で、かなり重症で、その子供の治療だけに、その国に滞在するのだそうだ。

たった、一人の患者のために?

国名は書けないが、その国は、一人っ子政策を行っており、健常な状態で生まれることがあたりまえで、小児の難病には、全く注目せず、国内に、その範疇の医療を行う人材の育成を行うプログラムはなかったのだそうだ。

そんな中、ある政党の幹部の子供が、この疾患を抱えて産まれた。

しかし、国内に、自分の子供に対するスタッフも、施設もない。

そこで、日本から人材も含めて輸入しようとしたわけだ。

「もちろん、断ったけどね、誰か、その仕事を引き受けたやつが、日本にいるはずだ。」

つまり、「神の手」「見えない手」のような物が、これはカオス(混沌)をコントロールする

国家的な意思が、どこかで働かなければ、数年後の日本にも見られる現象かも知れない。

自分の住む街の近隣に、小児科医がいなくなる可能性が、日本では実際おこり始めているわけだから。


医師免許が押入れの中で

2006年 10月 24日

リンク: 休職のママ医師、麻酔科に/長崎大が復帰支援戦略―出産や育児で休職した女性医師に、麻酔科医として医療現場に復帰してもらうプロジェクトを、長崎大病院が10月から始める。

 麻酔科医は担当する手術の増加や集中治療室(ICU)、痛みの治療に当たるペインクリニックの拡大などで人手不足が深刻。一方、麻酔科は主治医制でないため「ママ医師」は周囲の協力があれば時間を限定して働けるという。

 プロジェクトは文部科学省が支援。病院は出産、育児によるブランクや時間的制約で、職場に復帰しにくかった「眠れる人材」の掘り起こしを目指す。

 計画によると、10月、病院内に「女性医師麻酔科復帰支援機構」を設置。休業中の女性麻酔科医や、麻酔科転向を希望する女性医師を、全国から年6人程度公募する。託児施設も充実させる。

 2年間の研修プログラムを作成し、経験に応じ6カ月から1年間は病院内で研修する。その後、協力病院に派遣し、実践を積んで研修を終了。協力病院は全国の麻酔科認定病院から選び、自宅に近い病院を希望することもできるという。

 澄川耕二長崎大病院麻酔科教授は「このシステムが順調に運用できれば、医師が足りない産婦人科や小児科にも適用できるのではないか」と話している。
四国新聞社
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 医師不足、特に小児科 産婦人科医の不足が、新聞の見出しになる昨今。

少し偏重した考え方かもしれないが、この二つの科がこうなることは予想しなかったが

医師が不足することは、私が受験した20年前から予想はされていたと思う。

 女性の社会進出が叫ばれ、医学部を受験する女性の割合も増加し、筑波も新入生の5割が女性ということになる。私は、ここで性差別をする気は、全くない。尊敬できる女医も、多くあったし、早朝から深夜に及んでも髪を振り乱して病と戦う女医もいた。

 しかし、研修を通常行う年齢は24歳から30歳(私は、永遠の研修医と自分を思っているが)、この年齢、一般的な女性であるならば、恋愛して結婚して、出産しての時期と重なる。その後も、子育てを考えれば、深夜の当直医を担うのは不可能だろう。

 おそらく、つくば市内にも、押入れに眠っている医師免許が、かなりあると思う。

まず、これをどう外に引き出すか?

 もう、一つ、医師一人を育てるのに国家予算として1億5000万から、今では2億がかかるといわれている。ここまで、資本を投資して押入れに、その免許が寝ているとしたら、

こんな無駄使いはない。

 時代に応じて、いかなるタイプの医師が必要か、これも変化してくると思われる。

超高齢化した時代には、高齢者を治療できる医師を、生活習慣病の時代には、それに対処できる医師を。一昔前、医療は、感染症、つまり結核やチフス、コレラとの闘いであった、それを乗り越えた今、もちろん、新たな感染症も出現するし、結核は、今も燃えあがっている。

 しかし、少子化時代、産科と小児科を、どう増やすか?

国策にもなりつつある、この問題。

医学部入試の窓口においての問題があると思われる。

入試時の面接で全てがわかるとは思えないが、今、必要とされるタイプの医師像は、肉体労働を好む医師、つまり、ガテンな医師ではないだろうか?

医学部の定員を増やしたとしても、卒業生が、需要のある方向に流れる可能性は全くないであろう。私が、今年、医学部を受験するとしたら、面接の場でこういうだろう。

「今、世の中で求められている、産婦人科、小児科医を目指して、24時間戦いたいと思います。往診なんて興味がありません。」

これで、一発合格を狙うだろうと。


ガード下

2006年 10月 23日

大学時代の恩師の先生が亡くなったらしい。Sinnbashi

まだ、確認はできてないけど、

何人か先輩に電話をしてみたけれど、

誰も、知らないようだ。

御家族で、ひっそりと式を行う、つもりなのかな?

「つくばまで、出かけるのは面倒になってきたから、

おまえら、新橋のガード下まで出て来い。」

このまま、約束を果たせずに終わってしまうのかな。