「建築は人が作るが、最後は建築が人を作る」。

「建築は人が作るが、最後は建築が人を作る」。

首相チャーチルの語録には、

いろいろな蘊蓄が含まれていると言われます。

「建築は人が作るが、最後は建築が人を作る」。

これも、その一つとされています。

どういった場面で、この言葉を発したのかわかりません。

特に解釈を書かれた書物もないのですが、

私なりに思うのは、建築物、家というものは

単純に雨風がしのげれば、よいというものではなく、

そこに文化が芽生えるといった意味なのかも知れません。

以前、スカイツリーと東京タワーの話を書きましたが、

どちらも、単純な目的としては電波塔です。

しかし、建築されて数十年を経過した東京タワーは

小説や映画の舞台に取り上げられたように

文化を保有しています。

赤と白の縞の照明も、これも法律的に

この選択だったようですが、夜空に滲んだ、独特の風景を持っています。

大阪の通天閣、設計はどちらも、内藤多仲博士の設計です。

費用、目的は、両者に差はあります。

たとえば、通天閣は、二代目。

この町の商店街が、もう一度、通天閣を復活させようと、町おこしの意味を含めて寄付金を募った経緯があり、

スタートから違うのです。

しかし、これも、この建築単体ではなくて、周囲との風景によって、独特の文化を創り出しています。

ですから、単純にフランス人コメンテーターが新興国並みだと、スカイツリーを批判するのも

どうかと思います。

答えは、数十年後の風景とか、これを見て育った子供に、どういった影響を与えるかで、

気の長い話になるのではと思っています。




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