直方にて

ここは、直方、写真家 尾仲浩二さんの講演会の会場です。

私は、写真集 1983 直方 北九州 にサインをせがんでいる場面です。

講演会の中で、直接質問することができました。

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内容は、尾仲さんは、旅の写真の際に、前もってスケジュールは組まれているのか?

これは、いきあたりばったりで、わざとハプニングを期待して、予定は組まないそうです。

 

私が一人旅をするのも、これに近い意味がありまして、と言いましても限られた時間の中なので

大体の予定は組んでおきますが。

わざと、地図を捨てて、その町の中で迷子になるように、自分をしかけます。

ひたすら、町中から町はずれを、さ迷い歩くと、ただ、見えるだけでなく、

水の流れる音や、昔、懐かしい匂いが見つかります。

こんな遊びは、連れがいてはできないもので、一人ならではです。

その町が、つまらないと感じたとしても、それは自分のせい。

とても、楽しい町だとしても、それも自分のせい。

昼飯を食べるのも、食べないのも自分次第。

 

そのうち、その町で、誰かしら話かけてくれる人が見つかります。

決して、名所 旧跡を回るだけではありません。

直方から場所は変わって、ここは麻生太郎の地元 飯塚。

だしと、天ぷらを揚げる匂いに誘われて、路地に迷い込むと

もう、午後三時、昼時を過ぎているのに、客足が絶えない「うどん屋」さんを見つけます。

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昔、どこの町にもあったような、懐かしいスタイルでしょう。

地元のなまりを聞きながら、うどんをすする、小さな幸せさえ感じます。

この今は、斜陽の炭鉱の町。

隣の席の、おばちゃんたちは、話を聞いていると

昔、この町に住んでいたとか、三十年ぶりに、この町を訪れて、

もし、残っていればと期待して、路地に入ったら、この店が、そのまま残っていたと。

一口、すすると全く、昔と同じだわと感動しておられました。

私の生まれた町に、これに当たるものがあるのかなと、思いを巡らせました。




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