湯かん

毎週、水曜の夜は荒れるのでしょうか?

昨晩も、なかなか、仕事が終わらず、入院を頼んだりしているうちに夜。

帰ろうと思ったら、誤嚥してしまった患者さんなどに対処して、

12時に戻り、転寝をしていると、午前2時、患者さんが永眠したようで。

このお宅は、家族もしっかりされていて、御家族、それぞれが

自分の役割を守っていて、実に気持ちのいい御家族でした。

ペットのワンちゃんも老衰のようで、オムツをして横になっていましたが。

帰るときに隙間から、患者さんを覗くと、訪問看護の方が

「湯かん」をされている時でした。

湯かん (ゆかん)
仏葬で、棺に納める前に遺体を湯で拭き清めること。

この頃、よく、お世話になる方でして、いつも、すみません。

この最後に患者さんを清める行為、私は実は出来ないんです。

これまで、看取りながらも参加していないんですね。

この看護師さんの、いつもやり方を見ていると、独特なんです。

家族参加型というか、経験を共有するといいますか。

深夜、おそらく、自分一人で、行なったほうが早いのだと思います。

明日も、休みではなくて訪問の仕事が朝から待っているわけでして、

早く済ませて睡眠をとりたいだろうと思いますが、

そこにいる御家族を指導しながら、ゆっくりと顔拭きから始まるんですね。

それから全身を拭いて、最後に着替えて、化粧をしてと、

家族にさせてあげているんです。

前回?前々回?も、脇に立つ息子に、タオルを渡して

「じゃ、お顔から拭きましょう。」と言うと

息子さんは泣き崩れて、母親の顔を拭き始めました。

病院での看取りでは、なかなか見られない光景です。

見ていていいものです。

「いい、経験でした。」と話していた御家族もいられたと思います。

これも、大切な「看取りの文化」というものでしょう。




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